【ソウル聯合ニュース】ウォン高ドル安や円安ドル高による価格競争力低下の影響で、今年1~5月の韓国の中古車輸出台数は前年同期比8.4%減の10万3948台だった。韓国貿易協会が13日に発表した。
 中古車輸出は2011年と2012年に前年比それぞれ20.4%と27.7%の高い成長率を見せたが昨年は17.7%減少した。
 業界関係者は「中古車は車両価格が非常に重要な競争要素でウォン高は致命的な打撃」と話した。中古車の輸出会社のほとんどは中小企業で、為替レートの変動リスクにさらされている状況だ。
 韓国とは対照的に、日本の中古車輸出は円安効果で好調だ。日本財務省の貿易統計によると、1~5月の中古車輸出台数は51万2330台で前年同期に比べ11.3%増加した。日本の中古車輸出台数の増加率は2011年の2.9%から2012年は17.1%に上昇した。昨年は15.8%だった。
 韓国製中古車の輸出不振が続く場合、零細な中古車輸出企業が相次いで倒産する恐れがある上、船積み業者や物流会社など関連業界への悪影響も予想される。現在、韓国の中古車輸出企業は数百社で、未登録の企業まで合わせると、1000~2000社に上る。関連産業には1万人以上が携わっていると推定される。

Copyright 2014(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0