クムス院の正門。現在も次々と同院に信徒が集まっている=16日、安城(聯合ニュース)
クムス院の正門。現在も次々と同院に信徒が集まっている=16日、安城(聯合ニュース)
【仁川聯合ニュース】韓国の旅客船セウォル号沈没事故で、同号を運航していた清海鎮海運の実質的なオーナー、兪炳彦(ユ・ビョンオン)氏(73)が検察の聴取要請に応じなかった。検察は兪氏に対し、16日午前10時までに出頭するよう要請していた。
 検察は逮捕状の請求など強制措置を取る方針だ。兪氏が身を隠しているとされる京畿道・安城の宗教施設「クムス院」の強制捜索も検討している。同院は兪氏が創設したキリスト教系新興教団の施設で、公権力の行使を阻止するため、約1000人の信者が集まっている。
 兪氏は長男のデギュン氏らを代表に立てて数十社の系列会社を実質的に経営し、数百億ウォン(数十億円)を横領、脱税した疑いが持たれている。清海鎮海運の経営にも関与したとされる。

Copyright 2014(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0