【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の朱鉄基(チュ・チョルギ)外交安保首席秘書官は30日、ソウル市内で講演し、南北統一に向けた朴槿恵(パク・クネ)政権の構想「ドレスデン構想」について、北朝鮮の反応に一喜一憂せず、継続して推進する考えを示した。
 朴大統領は今年3月、旧東独地域のドレスデンで演説し、北朝鮮に対し▼南北離散家族再会の定例化など人道的問題の優先解決▼南北協力事業などによるインフラ構築▼文化・スポーツなど交流拡大を通じた南北住民間の同質性回復――を提案する同構想を発表した。北朝鮮は「我々の尊厳高い思想と制度を害するための反民族的な『体制統一』だ」などとして、同構想を批判した。
 朱氏は大統領直属の「統一準備委員会」の発足時期に関しては、「北朝鮮の反応や(沈没した旅客船)『セウォル号』事故などで(発足時期を)公表する時期ではない」とした上で、「適切な時期に(発足)させる」と述べた。朴大統領は同委員会を4月に発足させる方針を明らかにしていた。


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