【コスタドサウイペ(ブラジル)聯合ニュース】米州開発銀行(IDB)の年次総会出席のためブラジル・コスタドサウイペを訪問中の韓国の玄オ錫(ヒョン・オソク)経済副首相は30日(現地時間)、メキシコのルイス・ビデガライ財務省と会談し、韓国・メキシコ経済協力委員会を設置することで合意した。
 同委員会の首席代表は玄副首相とビデガライ財務相が務める。両国は早ければ下半期から同委員会を通じて政府レベルの包括的経済協力策について定期的に協議する計画だ。
 玄副首相は「メキシコをはじめ中南米市場は資源が豊富で投資の可能性が高く、韓国経済の大躍進のために今後さらに高い関心を持つべきだ」とした上で、同委員会を通じて両国の強みを生かしウィンウィン(相互利益)の関係を築くことができるとの見方を示した。
 韓国企画財政部は同委員会の設置理由について、両国間の貿易・投資規模が持続的に拡大している状況の中で経済協力を効果的に指揮し管理できる協議体が必要だとの点で一致したためと説明した。
 両国は来月中に委員会の運営策や具体的な協議テーマなどについて話し合い、各界からの意見聴取を実施。推進策の詳細を決定する予定だ。経済、産業、金融、建設・交通、エネルギー、教育、情報・通信、海洋、農林水産、環境など多分野にわたる協力課題が議題として取り上げられるとみられる。
 韓国政府は同委員会を通じてガス・精油などエネルギー分野と交通・通信などインフラ分野のメキシコの国策事業に韓国が参加できるよう協力を要請し、貿易・投資拡大策を模索する方針だ。
 このほか、金融や財政、教育などメキシコの改革政策と連携した知識共有プログラム(KSP)の拡大策も模索する計画だ。

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