輸出契約は総額4億2000万ドル(約429億円)規模で、契約発効から3年2か月以内に引き渡しを完了する。
FA50はKAIと米ロッキード・マーチンが共同開発した高等練習機T50を軽攻撃機に改造したモデル。全長13.13メートル、最高速度マッハ1.5で、最大4500キロの武装搭載が可能だ。
今回の事業ではスウェーデンやイタリア、ロシア、英国などと競合したが、KAIと韓国空軍はFA50の利点を積極的に売り込んだ。昨年11月、フィリピンの甚大な台風被害に対する韓国政府の復旧支援も受注の成功につながったとされる。
T50系の輸出は2011年のインドネシア(16機)、昨年のイラク(24機)向けに次いで3例目。KAIは米国やボツワナ、アラブ首長国連邦(UAE)、タイ、ペルーなどにも輸出を働きかけている。
T50系1機当たりの輸出による経済効果は中型自動車1000台相当とされる。KAIによると、米国からの練習機受注に成功すれば今後1000機の輸出も見込める。1000機を輸出した場合、32兆ウォン(約3兆600億円)の産業波及効果と延べ17万人の雇用創出効果が期待されるという。
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