【ソウル聯合ニュース】韓国でKB国民カード、NH農協カード、ロッテカードの大手クレジットカード3社から延べ約1億400万人分の顧客情報が流出した事件で、被害者約5万5000人は28日、3社と金融監督院などを相手取り損害賠償を求める訴訟をソウル中央地裁に起こした。「精神的苦痛を負った」などとして、1人当たり100万ウォン(約9万5000円)の支払いを求めている。
 原告団の規模は、損害賠償訴訟で過去最大。請求額は計551億9000万ウォンに上る。訴訟代理人は元喜龍(ウォン・ヒリョン)元国会議員と、司法修習を終えたばかりの新人弁護士10人が務めている。
 代理人側は今月4日、個人情報流出の被害者約500人の訴状を同地裁に提出した後、インターネットサイトを開設し原告を集めてきた。報酬などは受け取らない。
 情報流出事件後、同地裁に起こされた訴訟件数は計33件で、原告数は延べ11万7000人、請求額は合計787億7000万ウォンに達する。

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