【ソウル聯合ニュース】世界のテレビ市場で8年連続トップシェアを維持しているサムスン電子が、フルハイビジョン(HD)の約4倍の解像度を持つ4Kテレビでもトップのソニーの牙城を崩す勢いだ。
 4Kテレビのシェアでは一時期サムスンとソニーの差が40ポイント近く差が広がっていたが、昨年10~12月期にはわずか3ポイント台まで狭まった。
プレミアム製品市場である欧州では、同期に10ポイント差をつけてソニーを追い抜き、圧倒的1位となっている。
米調査会社のディスプレイサーチが26日までに資料によると、昨年10~12月期における世界の4Kテレビ市場のシェア(金額基準)ではソニーが18.2%で1位となったが、サムスン電子が14.9%で3.3ポイント差まで詰めている。
 昨年4~6月期にはソニーが42.4%で圧倒的シェアを占め、サムスンは3.8%にすぎず、トップのソニーとは40ポイント近くの差が広がっていた。
 薄型テレビ市場では2006年からシェア1位を守ってきたサムスンだが、4Kテレビでは昨年の下半期になって本格的に欧州でプレミアム製品を発売するほど、市場への参入が遅れていた。しかし、昨年7~9月期から55インチや65インチの大型4Kテレビを欧州市場に投入し、大逆転に成功した。
 サムスン電子は北米の4Kテレビ市場でも昨年10~12月期に34.4%のシェアでソニー(46.3%)に迫った。月間の記録では昨年12月に49.8%で北米市場の半分を占めた。
 欧州で急速にシェアを高めた傾向を考えれば、同じ傾向のプレミアム市場である北米でも40%後半のシェアを獲得し、1位を達成するのは目前とみられる。
 サムスン電子の映像ディスプレー事業部長を務めるキム・ヒョンソク副社長は20日、4Kの曲面型液晶テレビの韓国発売を記念した発表会で日本メーカーとの競争を喜び、「さまざまな企業が曲面型4Kテレビを作れば市場活性化と競争に役立つ」と話した。

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