【ソウル聯合ニュース】今年10月に韓国・釜山で開かれる電気通信に関する国連の専門機関、国際電気通信連合(ITU、本部ジュネーブ)の総会(全権委員会議)では、大規模な展示会や会議など多彩な特別行事が行われる。
 全権委員会議は4年ごとに開催される。193加盟国・地域の情報通信技術(ICT)分野のトップが出席し、主要政策と予算の決定、憲章・協約の改定、事務総局長をはじめとする役員選出などを行う。
 韓国開催は初めてで、アジア開催も1994年の京都会議以来20年ぶり。朴槿恵(パク・クンヘ)政権で最大の国際会議となる同会議は10月20日から11月7日までの約3週間、釜山の展示コンベンションセンター(BEXCO)で開催。
 全権会議企画団によると、会議では本会議と分科委員会以外にICT分野の国内最大展示会「ワールドITショー」(10月20~23日)など国内外企業と観光客が参加できる多様な特別行事を準備する。
 全権会議のメーン行事である本会議と分科委員会では、過去4年間のITU事業成果を点検し今後4年間の政策と予算を決定する。ITU憲章と協約の改定、事務総長など5人の取締役を選出も行う。
特別行事には、移動通信分野の国際会議「モバイル360」(10月20~21日)、先端科学技術の展示会「科学創意祝典」(11月3~8日)、バイオ分野の新技術展示会「ヘルスIT融合展示会」(10月27~29日)、「第5世代移動通信(5G)グローバルサミット2014」(10月20~21日) などがある。
 ICT関連の有識者や企業トップの講演を聞いたり、ICTの見通しや技術トレンドの変化などを話し合う「グローバルICTプレミアフォーラム」(10月27~28日)、ICT分野の世界の懸案を論議する「グローバルICT専門家学術大会」(日程未定)も開催される。
 韓国はこの会議を通じ、韓国と釜山のブランド価値を高め、優秀な企業と人材の海外進出を促進したい考えだ。また、韓国内外から約3000人の会議関係者と約30万人の観光客が訪れることで、総額7118億ウォン(約713億円)の経済波及効果が得られると期待している。

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