また、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が推進する「朝鮮半島信頼プロセス」(対話や人道支援を通じ南北の信頼構築を目指す政策)について、「実現に向け韓国と密接に協議する」と強調した。
日本の歴史問題と関連しては、「韓日中は隣国であり選択の余地なく永遠にともに過ごさなければならない存在」とした上で、「歴史を直視し前向きな方向で進むべき」と述べた。また、「北東アジアの平和と安定を守るため相互に協力し、共通認識を導き出すことで良い環境をつくり、信頼を強化する必要がある」と指摘。韓日中自由貿易協定(FTA)や環境問題などを例に上げ、「従来の協力だけでなく、新たに開拓する部分も多い」と強調した。
韓中関係については「非常に発展的な良い方向に進んでいる」と評価し、両国の戦略的協力を格上げする必要性も強調した。
鄭議員は「北東アジアの最大の脅威は北朝鮮の核武装と日本の政治家の誤った歴史認識だ」と述べた。「日本の政治家の誤った歴史認識を変えるために韓中が努力しなければならない」として、韓日中首脳会談開催も検討すべきだと提案した。
また、中国・ハルビン駅に韓国の独立運動家、安重根(アン・ジュングン)の記念館がオープンしたことについて謝意を表した。
韓中議員外交協議会などに所属する与野党議員約40人による国会代表団は、4日間の日程で中国を公式訪問した。前日には張徳江全国人民代表大会(全人代)常務委員長と会談し、韓中関係や朝鮮半島情勢について意見を交換した。
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