ポスコの製鉄所=(聯合ニュース)
ポスコの製鉄所=(聯合ニュース)
【世宗聯合ニュース】韓国統計庁が29日発表した2013年12月の産業活動動向によると、鉱工業生産は製造部門が好調で、前月比3.4%増加した。年間の鉱工業生産は前年比0.1%減少し、2009年以来4年ぶりのマイナスとなった。

 12月の鉱工業生産の増加率は、2009年9月(3.2%)以来初めて3%台を回復した。昨年は1月から3月までマイナスを記録した後、増減を繰り返してきた。統計庁関係者は「半導体と自動車生産の好調を追い風に、12月の鉱工業生産が増加した」と説明した。
 12月の全産業の生産は前月比0.1%増加、前年同月比も1.2%伸びた。鉱工業が前月比プラスだった半面、サービス業が0.7%、建設業が7.4%、公共行政が3.4%のマイナスとなった。
現在の景気状況を示す一致指数の循環変動値は99.3で、前月より0.1ポイント高かった。今後の景気を予測する先行指数も0.5ポイント上昇した。
 製造業の生産を業種別にみると、映像音響通信(前月比7.6%減)や石油精製(1.3%減)などが減ったものの、半導体および部品(7.3%増)や自動車(5.7%増)、金属加工(6.4%増)などが増え、全体で前月比3.5%増加した。
 製品出荷は半導体および部品(7.3%増)や自動車(6.3%増)、機械装備(5.5%増)などを中心に、3.2%増加した。国内向け出荷は2.9%、輸出向け出荷も3.6%伸びた。
 製品在庫は2.2%増えた。半導体および部品(15.6%増)や自動車(10.0%増)などの増加幅が大きかった。
 一方でサービス業生産は振るわなかった。運輸(3.7%増)や下水・廃棄物処理(3.7%増)などが増加したが、宿泊・飲食店(4.6%減)や不動産・賃貸(3.9%減)などが減り、全体で0.7%減少した。
 設備投資は運送装備(19.2%増)や機械類(1.6%増)などを中心に5.2%増加した。建設受注は住宅や工場、官公署、土地造成などが活発で、27.8%増を記録した。
 2013年の全産業の生産は前年比1.3%増加した。
 鉱工業生産は半導体および部品、化学製品などが増加した半面、映像音響通信や機械装備などが減り、前年比0.1%減少した。サービス業生産は保健・社会福祉、協会・修理・個人、出版・映像・放送通信・情報などの好調により1.3%増加した。設備投資は一般機械類や電機・電子機器などが減り、5.0%のマイナスだった。

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