【ソウル聯合ニュース】韓国政府当局者は28日、朝鮮戦争で生き別れになった南北離散家族の再会行事開催の提案に対する北朝鮮側の返答がないことについて遺憾の意を表明した。
 韓国は27日に北朝鮮に対し、離散家族再会行事を2月17~21日に北朝鮮東部の金剛山地域で開催することを提案した。
 また、再会行事開催に向けた赤十字実務協議を今月29日、南北軍事境界線上にある板門店で開くことも提案したが、北朝鮮側の返答がないため同協議の開催は困難となった。
 これに先立ち、北朝鮮は24日に朝鮮赤十字会を通じ、韓国側の便利な時期に再会行事を行うことを提案する内容の通知文を大韓赤十字社宛てに送っていた。
 同当局者は「南北が離散家族再会行事開催に合意したが、北朝鮮側の態度は遺憾だ」とした上で、「高齢の離散家族は、別れた家族との再会を心待ちにしている。北朝鮮は韓国側が提示した日程を受け入れ、赤十字実務協議開催の提案にも応じるべきだ」と対応を促した。

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