【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が28日に発表した1月の企業景気実査指数によると、製造業の景況判断指数(BSI)は76で前月比横ばいとなった。
 BSIは100を上回ると、景気を良いとみる企業が悪いとみる企業より多いことを意味し、100未満ならばその逆となる。
 新年を迎えたものの製造業の景況感に変化は見られなかったようだ。
 製造業のBSIは昨年7月の72から10月に81と上昇し、11月に78、12月に76と2か月連続で下落した。
 季節的な要因を除いた季節調整値では、前月の79から1月は78となり3か月連続の下落となった。
 ただ、1か月後の見通しBSIは、前月の79から81に上昇した。
 韓銀は「製造業の体感景気の方向性が明確でないようだ」と説明した。
 内訳では、大企業が1ポイント下がって78、中小企業は2ポイント上昇して74だった。輸出企業が1ポイント上がって78、内需企業は75で前月比横ばいだった。
 非製造業のBSIは69で、前月比1ポイント下落した。
 非製造業の1か月後の見通しBSIは70から71に上昇した。
 一方、BSIと消費者心理指数(CSI)を組み合わせた経済心理指数(ESI)は97で、消費者心理改善が後押しして前月より2ポイント上昇した。

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