【ソウル聯合ニュース】韓国政府は2月末から始まる韓米合同軍事演習「キー・リゾルブ」の日程や目的などを、来月初め、中国と北朝鮮に通知することがわかった。
韓国政府の消息筋は26日、「キー・リゾルブの日程や目的などを、国際的な慣例により、中国と北朝鮮に通知する。旧正月(今年は1月31日)の連休が終わってから、来月初めに軍事外交チャンネルや国連軍司令部軍事停戦委員会などを通じて説明する計画」と明らかにした。
この消息筋はキー・リゾルブの演習が毎年行われる朝鮮半島防衛のための指揮所演習(CPX)という点を伝えるための通知と説明した。
また「今年のキー・リゾルブは例年と同じ水準と範囲で行われる」とした上で、「米国の空母や戦略爆撃機などは参加しない方向で計画が立てられた」と説明した。
在日米海軍横須賀基地に配備されている米原子力空母「ジョージ・ワシントン」は整備のためにまもなく米バージニア州に移される予定だ。今年の演習に空母が参加しないのもこのためだと伝えられた。
軍の関係者は「北朝鮮が国防委員会の公開書簡などでキー・リゾルブの中止を要求しているが、韓米両国は例年と同様の防衛演習をいつも通りのレベルで行うだろう」と強調した。また「昨年は北朝鮮が戦争の雰囲気を作り、軍事的緊張を最大まで高めたために米国の戦略爆撃機などが動員されたが、今年はそのような戦力は参加しないだろう」と話した。 
韓米は「キー・リゾルブ」が終われば、実際に両国の部隊が参加する野外機動訓練「フォールイーグル」を3月はじめから4月末にかけて進める。
昨年の「フォールイーグル」には軍団級、艦隊司令部級、飛行団級部隊の韓国軍約20万人と米軍1万人余りが参加した。

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