【ソウル聯合ニュース】アラブ首長国連邦(UAE)を訪問している韓国産業通商資源部の尹相直(ユン・サンジク)長官は23日(現地時間)、アブダビ行政庁トップとの会談で、両国間のエネルギー・資源協力策について意見を交換した。産業通商資源部が24日、明らかにした。
 会談で尹長官は「2017年から順次完工する原発4機の運営を支援するためUAE側が要求する有資格技術者を適宜投入する」と述べた。
 韓国電力公社が主導するコンソーシアムは2009年12月にUAEから総額400億ドル(4兆1352億円)規模の原発4基を受注。2017年に1号機が完成し、2020年までに残り3基が建設される予定。アブダビの西に位置する建設現場には、約1600人の韓国人労働者が勤務。UAEは工事の進行にあわせ毎月2000億~3000億ウォン(191億~287億円)を韓国側に支払っている。
 尹長官はアブダビ国営石油会社総裁とも会談し、両国間の石油・ガス協力に関する覚書(MOU)に基づいたプロジェクトが順調に推進されていると評価。このMOUにより、昨年9月から3回にわたりUAEから計600万バレルの原油が韓国に入り備蓄されている。
 尹長官はまたUAEに派遣された韓国軍の「UAE軍事訓練協力団(Akh部隊)」を訪問し、将兵らを激励した。

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