【世宗聯合ニュース】韓国IT分野の技術協力の水準が自動車や化学分野に比べ低いとの分析が出た。
 政府系シンクタンクの韓国開発研究院(KDI)が24日に公表した報告書「韓国製造業の革新ネットワーク分析と政策的示唆点」によると、一般的に企業間の水平的、垂直的連携が強いと認識されているIT業種の技術協力が相対的に進んでいないことが明らかになった。
 報告書が引用した科学技術政策研究院による製造業部門技術革新調査(2008年基準)の結果によると、通常、IT分野に分類される「事務・計算および会計用機械」「その他電気機械および電気返還装置」「映像・音響および通信装備」の業種における技術革新企業に対する技術協力企業の比率は、それぞれ37.0%、44.6%、47.4%だった。「自動車およびトレーラー」(56.1%)や「化学物および化学製品」(55.4%)業種よりも低い。
 報告書は、企業グループを通じた内部の系列化や元請け・下請け関係を通じた垂直的連携が強い業種では開放型の革新が活発な方だが、IT業種の水平的ネットワークは、整ったインフラやビジネスフレンドリーな市場状況にもかかわらず相対的に進展していないと評価した。

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