実行委員会会議の模様(提供写真)=(聯合ニュース)
実行委員会会議の模様(提供写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】世界韓人貿易協会(World-OKTA)東京支会、在日本韓国人連合会、在日韓国農食品連合会、在日韓国飲食業協会、東京韓国商工会議所などは3月21日から10日間、東京・新大久保で「第1回新大久保ドラマ&映画祭」を開催する。
 韓国大使館と韓国文化院が協力・後援する。
 同イベント実行委員会の李承ミン代表委員長は20日、聯合ニュースの取材に対し、韓日関係の悪化で新大久保のコリアンタウンでは客足が途絶え売り上げが落ちたり倒産する企業が続出しており、深刻な状況だと話した。その上で、「政治や社会の影響を受けずにコリアンタウンが発展する方策として映画祭を企画した」と説明した。
 李委員長は昨年末、World-OKTA東京支会長に選出された。
 昨年6月30日に同実行委員会が発足し、韓国映画試写会や広報大使任命式など無料イベントを開催してきた。実行委員会は当初、映画祭のみ行う計画だったがドラマをきっかけに韓流ブームが起こったことを踏まえ、ドラマフェスティバルと映画祭をともに開催することにした。
 イベントでは映画10作品、ドラマ5作品以上が上映される予定。オープニング作品はまだ決定していない。映画はイベントホール「K―Stage O!」を中心に上映し、ドラマは新大久保一帯の公演場や規模が大きいカフェなどで上映する。
 映画祭には日本人も参加する。コリアンタウンで営業する日本人経営者らも積極的に参加し、実行委員会の半分は日本人だ。
 李委員長は、東京都心で韓国映画とドラマを10日間にわたって上映するイベントはこれまでに例がないと話した。また、「観客が驚くような大物俳優と出演交渉をしている」と明かした。人気俳優の舞台あいさつやサイン会、出演者・監督のトークショーなども予定されている。
 映画祭のチケット8000枚のうち6000枚は日本人顧客を招待できるよう、実行委員会参加企業や団体などに無料で配布される。
 韓国以外の国からも多くの外国人が集まる「多文化地域」新大久保の将来を考えるシンポジウムや討論会なども開かれる予定だ。

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