【ソウル聯合ニュース】昨年の韓国でのたばこ販売量は前年比1.0%減の884億本で、2007年(918億本)以来、6年ぶりの低水準となった。韓国たばこ協会と業界が16日までに集計した。
 喫煙者は約1400万人とされるため、1人当たり年間6300本(315箱)、1日17本吸っている計算だ。
 2004年末にたばこ税が引き上げられた影響で、2005年のたばこ販売量は823億本に急減したが、2008年には949億本に回復した。その後は再び減少し、2011年が900億本、2012年は893億本と900億本を下回った。
 韓国市場でシェア61.7%のKT&Gも、昨年の販売量(出荷量ベース)は545億本で前年より1.4%少ない。同社の販売量は2008年に627億本だったが、その後は減少傾向にある。
 たばこ販売量の減少は、健康ブームの広がりで禁煙したり喫煙量を減らしたりする人が増えているため。また、各自治体が禁煙区域を拡大しており、昨年6月からは大型飲食店や居酒屋が全面禁煙となるなど、規制も強化されている。

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