【ソウル聯合ニュース】韓国の女性家族部は14日、旧日本軍の慰安婦関連記録を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界記録遺産に登録申請する計画を明らかにした。
同部関係者は「韓国や中国、東南アジア、日本などにある慰安婦関連資料の現況を調査している。今年の末までに作業を終わらせ、来年文化財庁に世界記録遺産の登録申請対象として提出する計画」と話した。
世界記憶遺産は人類が長い間記憶して後世に伝える価値があるとされる楽譜、書物などの記録物を対象とする。「世界の記憶」「世界記憶遺産」とも呼ばれる。ユネスコが2年に1度審査する。文化財庁が公募で申請対象を選定し、来年ユネスコ事務局に提出すれば、その翌年に登録の可否が決定される。
同部は中国、東南アジアの国家など旧日本軍の慰安婦に関連し被害を受けた当事国、慰安婦問題に取り組む日本国内の市民団体などと連携し、共同で登録を申請することも検討している。
同部関係者は「国家間の利害関係にかかわる問題なので韓国が独自に申し込むより、共同で申請するほうが登録されるのに有利という。必要と判断されればタスクフォースも設ける」と話した。
また同部は世界記録遺産登録を推進するために、各国の学界などで国際シンポジウムを開催するなど、国際社会に対する広報活動も積極的に行う計画だ。

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