韓国入りした脱北者　昨年は1516人＝累計2．6万人超

【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は13日、昨年1年間に韓国入りした北朝鮮脱出住民（脱北者）は1516人と集計されたと発表した。2012年の1502人とほぼ同水準で、累計では2万6124人になった。
　昨年韓国入りした脱北者のうち、女性は1145人で76%を占めた。脱北者の女性比率は2006年に75%と初めて7割を超え、その後も70%台を維持している。
　韓国に亡命する脱北者の数は金正恩（キム・ジョンウン）体制に入ってから大幅に減少している。2006年に初めて2000人を超え、07年から11年まで毎年2千数百人を記録したが、金正恩体制が本格的に発足した2012年は1502人に急減した。北朝鮮が取り締まりを強化するとともに、脱北者を積極的に送還しているためとみられる。韓国政府は、脱北者の減少傾向は当面続くと見込んでいる。