【ソウル聯合ニュース】円安が続く場合、韓国の自動車、機械類、鉄鋼の輸出に対する悪影響が拡大する恐れがあることが12日、韓国銀行(中央銀行)が発表した報告書で分かった。
 報告書は円安が韓国の輸出入に与える影響に関する内容で、昨年の機械類、鉄鋼などの輸出不振は円安の影響をある程度受けたことに起因するとの見方を示した。
 2012年9月から昨年10月までの両国の輸出単価を比較した結果、韓国製機械類は日本製に比べ単価が相対的に15%高かった。輸出単価の競争力は、自動車が8%、鉄鋼が約5%それぞれ落ち込んだ。
 報告書は、昨年までは円安が韓国の輸出に与えた否定的な影響は限定的だったが、円安がさらに進む場合はこれまでとは異なる様相を呈する可能性があるだけに警戒が必要だと指摘した。
 ただ、1995年以降、3度にわたる円安時に全体の輸出量は増加し、円安が韓国の輸出に与えた影響は明確ではなかったとの見方を示した。その原因については、世界景気が大きな変化要因となっている中、韓国製品の非価格競争力の向上、海外生産拡大など両国間の輸出競争の構図の変化にあると分析した。

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