韓国輸入自動車協会(KAIDA)が昨年のガソリン車モデルの販売台数(新規登録台数)を集計した結果、1位はドイツのメルセデス・ベンツ(1万767台)、2位は全体の販売実績で6位にとどまった米フォード・モーター(6771台)だった。
3位はドイツ・BMW(6605台)、4~5位にはともに日本のトヨタ自動車(5181台)とホンダ(4740台)が入った。
全体の販売台数でドイツの4社(BMW、メルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲン、アウディ)が1~4位を占め、トヨタがようやく5位に入る状況とは異なる。
日本車と米国車が韓国のガソリン車市場で健闘しているのは、ガソリンエンジンの技術面で優位に立っているためだ。
業界関係者は、「欧州では二酸化炭素排出量が少ないディーゼル車をエコカーに規定しエンジン技術の開発を進めてきたが、日本や米国の消費者はディーゼル車を好まないため、モデルがもともと少ない」と説明した。
また、ディーゼル車は乗り心地や静かさの面でガソリン車に劣り、耐久性もガソリン車のほうが優れているという。
ただ、2005年に全体の輸入車販売の95.9%を占めていたガソリン車は、09年に80%を割り込んでから急速にシェアが縮小している。昨年の韓国輸入車市場でのガソリン車割合は34.2%にとどまった。
そのためフォードや日産自動車は今年、韓国の消費者の好みに合わせたディーゼル車を新たに導入する方策を積極的に検討している。
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