戦術偵察情報収集システム(提供写真)=30日、ソウル(聯合ニュース)
戦術偵察情報収集システム(提供写真)=30日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国軍の偵察情報収集能力を高めるため、韓国の技術で開発された「戦術偵察情報収集システム」が一部実戦配備された。防衛事業庁が30日、発表した。
 F16など戦闘機の機体下段に装着して運用するこのシステムは、2007年から今年まで796億ウォン(79億4300万円)を投じ国防科学研究所で開発された。電子情報収集システムと映像情報収集システムで構成されている。
 今年から配備された電子情報収集システムは、北朝鮮軍との電子戦危険情報をリアルタイムで収集・分析する装備。来年から配備される映像情報収集システムは昼夜を問わず標的の映像をリアルタイムで捉え分析する。戦時には戦闘被害評価任務を遂行する。
 同庁は「戦時情報収集システム開発過程を通じ、超広域信号高精密方向探知技術や多重信号デジタル分析技術などの中核技術を獲得した」と説明した。先進国以上の信号情報収集装備設計能力を備えたことになるという。
 また、国内技術で開発したため海外から導入するよりもコストを4分の1程度に抑えることができ、システムの輸出競争力も高まるとしている。
 同庁の指揮偵察事業部長は同システムの実戦配備により、「航空作戦を効率的に支援できるようになった」と評価した。

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