【ソウル聯合ニュース】韓国の国家記録院は30日、旧日本軍の慰安婦に関する記録を国家指定記録物に指定すると発表した。
 指定の対象となるのは元慰安婦の女性が共同生活を送る「ナヌムの家」(京畿道・広州)の慰安婦に関連する記録3060点。元慰安婦の被害者らの証言や口述記録、記者会見や集会などの映像記録、被害者らが描いた絵や遺品などが保存される。
 国家指定記録物は民間記録のうち国家的に永久保存する価値があると認められた記録物で、保存・復元・整理事業・データベース構築などに対する支援が行われる。
 国家記録院の関係者は「慰安婦の被害実態を明らかにし、生存者の活動を理解する上で助けになる資料。多様な記録が含まれ歴史的、学術的価値が非常に高い」と説明した。
 旧日本軍の元慰安婦と確認された237人のうち現在、生存者は56人。

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