<年末特集>金正恩唯一指導体制固め 粛清通じ権力強化

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<年末特集>金正恩唯一指導体制固め 粛清通じ権力強化
 【ソウル聯合ニュース】2014年はこれまでとは全く違った北朝鮮の姿が明らかになるだろう。

 1970年代以降、北朝鮮で金正日(キム・ジョンイル)総書記と側近の張成沢(チャン・ソンテク)元国防副委員長の力と影響力は絶大なものだった。

 だが、2011年12月に金総書記が死去したのに続き、今月12日には、「国家転覆陰謀罪」で張氏が処刑されたことから、40年余りにわたって北朝鮮の体制を支えてきた政治的慣行や社会的慣習を継続するのは厳しいとみられる。

 金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は叔父で実質ナンバー2だった張氏の支えなしで側近と共にその空白を埋め「もう一つの北朝鮮」をつくるスタートラインに立つことになった。

 張氏の処刑で事実上、「過去」との断絶を鮮明にした北朝鮮はまず、金第1書記の唯一支配体制を強固にする方向に進むとみられる。

 張氏の処刑後、北朝鮮メディアは金ファミリーを指すいわゆる「白頭血統」を強調し、「われわれの心臓である革命の首脳部を命懸けで死守しよう」と呼び掛け住民らに結束を促している。

 社会的に金正恩体制に対する忠誠を強調しながら、政治的には引き続き粛清作業が行われるというのが専門家らによる大方の見方だ。

 だが、粛清作業を大々的に行うより体制の安定を確保しながら粛清のスピードを調節していく公算が大きい。

 張氏の妻の金慶喜(キム・ギョンヒ)朝鮮労働党書記や張氏に近いとされた文景徳(ムン・ギョンドク)平壌市党責任書記、李英秀(リ・ヨンス)党勤労団体部長も現職を維持している。

 ソウル大統一平和研究院の張容碩(チャン・ヨンソク)上級研究員は「クーデターのように一度に粛清を行うと体制が極めて不安定になる」と指摘。その上で、不安定になるのを極力抑えながら着実に進もうとするのではないかと説明した。

 張氏の影響を排除する作業は来年4月に開かれるとみられる最高人民会議第12期第8回会議で頂点を迎えると予想される。

 国防委員会と内閣などに対する人事権を持つ最高人民会議を通じ、大々的な人事刷新に出る可能性がある。

 労働党代表者会を開き労働党人事に対する大規模な入れ替え作業が行われるという見方も出ている。

 この過程で崔竜海(チェ・リョンヘ)朝鮮人民軍総政治局長だけでなく張正男(チャン・ジョンナム)人民武力部長(韓国の国防部長官に相当)、李永吉(リ・ヨンギル)朝鮮人民軍総参謀長を筆頭にした新たな軍部勢力と趙延俊(チョ・ヨンジュン)党組織指導部第1副部長ら、党副部長級(次官級)の幹部らが躍進するとみられる。

 また、金第1書記の公開活動に必ず同行している黄炳誓(ファン・ビョンソ)党組織指導部副部長、馬元春(マ・ウォンチュン)党財政経理部副部長らの地位強化に関心が集まる。

 対北朝鮮消息筋は崔氏と趙氏を頂点とする改編が行われるとしながら、「この過程で自然に世代交代が行われ若手が躍進するだろう」と明らかにした。

 張氏の処刑後に予想される北朝鮮の権力構造の変化は南北関係にも暗い影を落とすことになるとみられる。

 北朝鮮は張氏の処刑の罪状で「米国と傀儡(かいらい)逆賊一味(韓国)の戦略的な忍耐政策と待機戦略に便乗し、わが共和国を内部から崩壊させようと悪辣(あくらつ)に策動してきた万古逆賊だ」と主張した。

 南北経済協力事業の開城工業団地を除いては事実上南北関係が断絶している状況で、北朝鮮の軍部躍進は自然に朝鮮半島情勢の不安定要因になるという観測が出ている。

 今年の同団地閉鎖のきっかけとなった「キー・リゾルブ」や「フォールイーグル」など定例の韓米合同軍事演習に強く反発してくる可能性も少なくない。

 仁済大の金錬鐵(キム・ヨンチョル)教授は、現在は南北関係を通じた北朝鮮管理が全く行われていない状況だと述べた。また、「北朝鮮の挑発の可能性に対する軍事的な体制が政府対策の軸になっており国内で感じる危機感はいつになく高まるだろう」と懸念した。

 米朝関係の改善と北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議再開の見通しもそれほど明るいものではない。今秋に中国政府による6カ国協議開催のための仲裁の動きが見られたが、韓日米政府は北朝鮮に先に非核化に向けた事前措置を取るよう求めたため再開には至らなかった。

 今回の張氏の処刑をきっかけに北朝鮮は対外的な動きをさらに弱め内部に強硬勢力が浮上し、朝鮮半島をめぐる情勢を悪化させる可能性が高い。

 張氏の処刑によって内部の不満を抑え社会的統合を図ろうと、極端な対外挑発に出る可能性もあるためだ。

 4回目の核実験や長距離ロケットを再び打ち上げ、これを内部に大きく宣伝しながら金第1書記の功績として強調し社会的な団結を促そうとすることが考えられる。

 柳吉在(リュ・ギルジェ)統一部長官は今月13日、国会外交統一委に出席し「北朝鮮が通常、内部が不安だと外部への挑発を通じて内部を引き締める事例を過去にたくさん見てきた」と指摘した。その上で、北朝鮮が4回目の核実験を実施する可能性を注視していると述べた。 

2013/12/19 10:28配信  Copyright 2013(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.


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