【ソウル聯合ニュース】サムスン電子の韓国での販売促進費が今年初めて広告宣伝費を上回った。
 サムスン電子が17日、金融監督院電子公示システムに公開した報告書によると、今年1~9月の販売促進費は前年同期比36.9%増の9338億5100万ウォン(約913億円)と集計された。一方、広告宣伝費は6946億1800万ウォンで前年同期の1兆7142億8600万ウォンに比べ半分以下に急減した。
 同社はこれまで海外ではシェアを伸ばすため広告より販促活動に力を入れてきたが、韓国ではマーケティングなど販促に使われる費用が広告宣伝費を上回ったことがなかった。
 今回、韓国での販促費が広告宣伝費を上回ったのは新製品が発売される周期が短くなるにつれ積極的なマーケティングで消費者にアピールする戦略に切り替えたためとみられる。
 欧米や中東、アフリカ、アジアなどの海外法人でも販促活動に力を入れている。1~9月の海外での販促費は4兆8884億4000万ウォンで、前年同期比44.0%増加した。

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