【ソウル聯合ニュース】来年以降に適用される在韓米軍駐留経費負担(思いやり予算)に関する新たな特別協定(SMA)の締結に向けた8回目の韓米高官級協議が来月4日に米ワシントンで開催される。韓国外交部が29日、発表した。
小人数での協議の形式で進行される今回の交渉には韓国側からは首席代表の外交部の黄浚局(ファン・ジュングク)韓米防衛費分担交渉大使をはじめ外交部や国防部の関係者が、米国側から国務省や国防総省、在韓米軍関係官が出席する。
韓米両国はこれまで▼経費負担金の制度改善▼来年の負担額▼協議の有効期限と年別の引き上げ率――などを争点に交渉を行っていた。韓国側は制度改善と関連して負担金の使用用途の透明性などを強化しなければならないと強調してきたが具体的な方法については両者にまだ違いがある状態だ。
来年度の負担金の総額は、当初両国が提示した金額に2000億ウォン(約193億円)以上の開きがあったが、現在は1000億ウォン台になったと分かった。また有効期限は米側が5年を主張する一方、韓国側は3年ほどが適切との見解を伝えたという。
両国は韓国の国会批准の日程などを考慮して年内の妥結を目標に交渉を進めている状態だ。従って今回の交渉では双方ともに積極的に折衝に臨むとみられる。また12月中旬にはソウルで9回目の高官級協議が開催される予定だ。
韓米両国は1991年から在韓米軍の駐留経費に関する「防衛費分担特別協定(SMA)」を締結してきた。2009年に結ばれた第8次協定は今年で終了する。

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