【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が外国との鉄道協力の活性化に向け関連法を制定していたことが30日、分かった。
 韓国交通研究院によると、北朝鮮は2011年12月、国際的な鉄道貨物の契約や損害賠償、運賃、制裁・紛争解決などを定めた「国際鉄道貨物輸送法」を制定した。同法は外国人投資家の保護に関しても、国が契約当事者の民事上の権利と利益を保護すると明示している。
 北朝鮮は1987年に鉄道法を制定したが、外国との鉄道協力に関する法律はこれが初めて。今年9月、北朝鮮・羅先の羅津港とロシア極東沿海地方のハサンをつなぐ鉄道が補修改修を終えて再開通している。韓国交通研究院は「国際鉄道貨物輸送法は北朝鮮が羅津-ハサン鉄道と中国を結ぶ鉄道事業の活性化に備えて定めたもの」と説明した。羅津港を国際的な物流拠点に発展させることが目的と分析される。
 北朝鮮は最近、外国の企業連合との合弁で有料高速道路を建設することを決めた。外国人投資家が北朝鮮でのインフラ運営で収益を得られるようにすることで外資誘致を図るものと、専門家らはみている。
 また、北朝鮮はモンゴル大統領の訪朝を契機に、モンゴルとの物流分野協力の強化にも乗り出した。

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