【ソウル聯合ニュース】韓国の鉄鋼最大手ポスコが24日発表した7~9月期の連結決算は、売上高が15兆1502億ウォン(1兆3973億円)、営業利益が6328億ウォンだった。
 売上高は前年同期に比べ3.7%、営業利益は38.0%それぞれ減少した。当期純利益も22.0%減の5640億ウォンだった。
 ポスコ単体の売上高は前年同期比16.8%減の7兆4114億ウォン、営業利益は47.1%減の4427億ウォンと集計された。
 7~9月期の粗鋼生産は892万5000トン、製品販売は827万1000トンで、7.6%と7.3%減少した。
 ポスコは、世界的に閑散期にあたる上、販売価格の下落や原料価格の上昇、電力需給対策に基づく減産などが響き減収減益となったものの、製品の差別化やコスト削減を通じ下げ幅を最小限に抑えたと説明した。代わりに財務健全性は強化されたという。連結の負債比率は82.7%と、前期に比べ7.8ポイント改善した。また、高付加価値製品の販売シェアが過去最高を記録したと強調した。
 10~12月期の世界市場については、中国の過剰在庫問題が解決され、不振が続いていた先進国の需要も小幅増に転じるなど、次第に回復するとの見通しを示した。
 ポスコは今年の売上高目標を連結63兆ウォン、単体31兆ウォン、投資額を連結8兆ウォン、単体4兆ウォンと掲げた。

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