【ソウル聯合ニュース】米国を訪問している韓国女性家族部の趙允旋(チョ・ユンソン)長官は11日午前(現地時間)、国連総会第3委員会で演説し、旧日本軍の慰安婦問題に対し日本政府が責任ある措置を取るよう促した。韓国政府は2011年から同委員会で慰安婦問題に言及してきた。
 趙長官は、慰安婦にされた韓国人被害者らに直接会って聞いた話に基づき、慰安婦が強制動員された過程や当時の生活などについて伝えた。その上で、「10万人以上と推定される被害者のうち韓国人は56人が生存している。癒えない苦痛を与えた当事国の謝罪と責任ある措置を促す」と述べた。名誉回復を望む被害者らの切実な願いを国際社会にあらためて伝え、当事国の真の謝罪と履行措置が必要だと訴えた。
 また、戦争・紛争地域での女性に対する性暴力は世界が必ず追放すべき犯罪だと強調した。

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