【水原聯合ニュース】韓国の中小企業の元研究所長らが、会社で開発した電子回路の設計プログラムの機密を持ち出して類似製品を作り、日本企業に渡したとして摘発された。
 韓国の京畿警察庁は30日、不正競争防止および営業秘密保護に関する法律違反などの容疑で、京畿道・平沢所在企業の研究所長や首席研究員だった5人を立件したと明らかにした。
 この会社は2009年8月からの3年間で12億ウォン(現在のレートで約1億900万円)を投じて、2次元の電子回路設計資料を3次元に変換して仮想組み立て・検討し図面をPDF文書に変換・出力させるプログラムを開発した。5人は昨年6~11月に退職する際、この設計プログラム関連の営業機密を持ち出した疑いがある。退職直後、ある日本企業の本部長を務める日本人に会い、6000万ウォン(株式の30%)の支援を受け、同種の会社を設立。持ち出した機密を基に類似の電子回路設計プログラムを開発し、元会社の製品の価格に比べ7分の1の約1億ウォンで日本側に渡したことが分かった。
社長との意見の相違から不満を募らせ、犯行に及んだようだ。 

Copyright 2013(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0