医療観光客をつかめ　釜山市が日本人対象の体験ツアー

【釜山聯合ニュース】釜山市は30日から来月2日まで、日本の医療観光関係者らを招いた体験ツアーを開催すると発表した。
　ツアーは釜山市と韓国観光公社、同市に本社を置く旅行会社の共催。日本の新聞記者、旅行社やロングステイ財団の関係者、一般人ら20人を釜山に招待する。
　招待者は釜山滞在中、大手病院や療養型病院、眼科、歯科などを訪問し、医療体験を行う。釜山市内の有名観光地も回る。
　釜山市の関係者は「海外で長期滞在型の医療観光を望む日本人の需要を先取りするためにツアーを行う。療養型病院などを紹介し医療観光地として最適であることを広報したい」と話す。
　東日本大震災の後、海外に長期滞在する日本のシルバー層は増えている。日本人が最も多く訪問する国が韓国であることや、地理的な近さなどから医療観光客の誘致の機会は多いとみられる。