【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の柳吉在(リュ・ギルジェ)長官は27日、釜山で行われた学術会議で講演し、北朝鮮が南北離散家族再会行事を延期したことを非難した。
 南北は当初、朝鮮戦争で生き別れとなった南北離散家族の再会行事を25~30日に北朝鮮・金剛山で行うことで合意したが、北朝鮮は21日、突如延期を発表した。
 柳長官は「北朝鮮が望む経済発展を成し遂げたいなら、韓国の協力を望むなら、(離散家族再会のような)初歩的な約束を守らなければならない」と指摘した。その上で、「南北関係は首脳会談や各種の交流で進展があったが、信頼が構築されたとはいえない」と指摘。韓国政府は北朝鮮との信頼を築き上げるため、粘り強く北朝鮮を説得するとの姿勢を示した。
 柳長官は「南北が一貫して行動するなら、時間がかかっても少しずつ南北関係が発展すると信じている」と述べた。 

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