【ソウル聯合ニュース】韓国の来年度の教科書検定で、保守系の学者らが執筆した高校の韓国史教科書が最終審査を通過した。
 国史編纂委員会は30日、高校の韓国史教科書に対する検定審議委員会の最終審査で、8種類の教科書がすべて合格判定を受けたと明らかにした。同委員会は教育部から委託され、韓国史をはじめ東アジア史、世界史など高校の歴史関連教科書の検定作業を担っている。
 合格した教科書の中には、保守系の学者らが執筆した教学社の教科書も含まれている。この教科書について、民主化運動などを担ってきた革新系の政党は歴史的事実関係をゆがめているとの見方を示している。検定に合格した教科書は来月中に各学校に送られ、学校ごとに採択手続きを経て来年3月から使われるが、教科書採択をめぐり論争が予想される。 

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