【世宗聯合ニュース】韓国と欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)発効後、EUからの輸入は大幅に伸びた一方、輸出は減少したことが分かった。
 韓国政府系シンクタンクの対外経済政策研究院が28日発表した報告書によると、EUとのFTAが発効した2011年7月から今年6月までの2年間で、EU向け輸出はFTA発効1年前に比べ16.3%(94兆6000億ドル=約9200兆円)減少した。同期間、EUからの輸入額は発効前に比べ22.2%増加した。
 発効前に比べ輸出額が減少した品目は、半導体デバイス(マイナス87.3%)、船舶(マイナス57.1%)、電子機器部品(マイナス48.6%)、ラジオ・テレビ・カメラ部品(マイナス27.4%)など。一方、原油や石油は輸入が大幅に伸びた。
 対外経済政策研究院は輸出が減少した原因について、EUの景気低迷で製造業関連品目の輸入需要が落ち込んだためと分析している。

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