【ソウル聯合ニュース】米国務省のキング北朝鮮人権問題担当特使の訪朝計画について、韓国外交部高官は28日、「北朝鮮核問題とは直接の関係はない」と話した。
 キング特使は北朝鮮に拘束されている韓国系米国人ペ・ジュンホ氏の釈放を促すため、30日に訪朝する。この外交部関係者は聯合ニュースの取材に対し、「キング特使の業務は、北朝鮮核問題とは距離がある。米国もペ氏の問題に限定して(キング特使が)行くと話した」と答えた。
 また、北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の中国首席代表を務める武大偉朝鮮半島問題特別代表が訪朝中だが、キング特使が武首席代表に会うこともないとの見方を示した。
 外交部関係者は、ペ氏が釈放されれば米朝間対話に向けた障害が取り除かれたことになるとしながらも、「米朝対話や人道的支援、北朝鮮核問題に対する米国の立場は確固たるものだ。全般的なムード作りに役立つことは否定できないが、キング特使の訪朝が人道支援や米朝対話につながると見るにはやや無理がある」と話した。
 キング特使の訪朝に関しては、韓米間でも協議があったという。

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