【ワシントン聯合ニュース】米国際貿易委員会(ITC)は1日(現地時間)、米アップルがサムスン電子を相手取ったスマートフォン(多機能携帯電話)特許侵害問題に対する最終判断を示す予定だったが、これを9日に延期した。具体的な理由には言及していない。
 ITCは昨年10月、サムスンの一部製品がアップルの特許4件を侵害したとの予備判定を出している。最終的にアップルの主張を認めた場合は、オバマ米大統領が60日以内に輸入禁止可否を決定することになる。4件の特許のうち1件でもサムスンが侵害したと判断されれば、サムスンのスマートフォン「ギャラクシーS」「ギャラクシーS2」やタブレット端末「ネクサス10」などの対象製品の輸入がすべて禁じられる。
 これに先立ちITCは6月、アップルの旧型製品がサムスン電子の特許を一部侵害したとみなし、製品の米国輸入を禁止すべきとの判断を示した。アップル製品の多くが中国などの海外工場で組み立てられている。これを受けオバマ大統領は今月3日までに、ITCの決定を承認するかどうかを決めなければならない。この25年間、米大統領がITCの決定に拒否権を行使した事例は1件もない。

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