【ソウル聯合ニュース】ソウルで30日に始まった韓米統合国防協議体(KIDD)会議が31日、終了した。韓国が提案していた有事作戦統制権の移管期日の再延期問題について両国は、同問題も含めた移管作業の進展状況を点検する実務協議を進めることで合意したもようだ。
 政府消息筋は「北朝鮮の核の脅威など安保状況を踏まえ、有事作戦統制権移管に関連する推進状況を点検しようという韓国側の立場を説明した」と述べ、「韓米間で後続の実務協議を進める」と明らかにした。
 国防部は「再延期」という表現を公式的に使わなかったものの、「移管に関連する推進状況の点検」には再延期問題も含まれるとされる。
 両国は10月2日にソウルで開催される韓米定例安保協議(SCM)までに再延期問題について結論を出す方針と伝えられた。
 今回の会議では北朝鮮の核や大量破壊兵器の脅威に備える抑止戦略の発展策も協議された。会議には国防部の林官彬(イム・グァンビン)国防政策室長、米国防総省のヘルビー次官補代理代行(東アジア担当)ら、両国国防当局高官らが出席した。

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