【東京聯合ニュース】日本の聖学院大学(埼玉県上尾市)の姜尚中(カン・サンジュン)教授(東京大学名誉教授)が、聖学院大の次期学長に選任されたことが30日までに分かった。
 同大のホームページによると、姜教授は22日に行われた理事会で次期学長に選任された。任期は来年4月から5年間。韓国国籍者が日本の総合大学の学長に選ばれるのは珍しい。姜教授は4月に同大で特定の学部に属さない全学教授に就任した。
 在日韓国人2世の姜教授は1998年、日本国籍を取得していない韓国国籍者としては初めて東京大助教授となった。15年間、同大社会情報研究所教授や同大大学院情報学環・学際情報学府教授、現代韓国研究センター長を歴任した。活発な著述活動やテレビ出演、新聞への寄稿などを通じて専攻分野の日本近代と植民地支配の歴史を中心に在日同胞のアイデンティティー、韓日関係など多方面にわたって独特の見解を示した。
 姜教授は聯合ニュースの取材に対し、「学長を務める5年間、学校が韓国と日本の懸け橋の役割を果たすことができるよう全力を尽くしたい」と述べた。

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