【ソウル聯合ニュース】韓国の産業通商資源部貿易委員会は25日、日本とインド、スペイン製のステンレススチールバーに課す反ダンピング(不当廉売)関税を3年間延長することにしたと明らかにした。ステンレススチールバーは精密機器や自動車部品、化学機械、原子力発電、建設などに使われる。
 同委員会は関税延長を決めたことについて、「世界市場の45%を占める日本とインドの生産能力増強やスペインの生産能力を勘案すれば、反ダンピング関税を賦課しないと国内産業への被害が再発する可能性が高い」と説明した。
 反ダンピング関税率は日本が15.39%、インドが2.76~15.39%、スペインが15.39%となっている。
 ステンレススチールバーの韓国市場規模は10万1071トンで、金額ベースでは5032億ウォン(約451億円)。韓国メーカー4社は昨年8月、反ダンピング関税の維持を政府に要請していた。 

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