【ソウル聯合ニュース】韓国と北朝鮮はあす25日、操業が中断している南北協力事業、開城工業団地の正常化に向けた6回目の当局者協議を同団地で行う。
 22日に開かれた5回目の協議では団地の国際化などで進展があったが、操業中断措置の再発防止に向けた制度的保障をめぐる立場の違いは埋まらず、6回目の協議でも攻防が予想される。韓国統一部当局者は23日、記者団に政府の立場を説明し、6回目の協議について「重要なのは北朝鮮が誠意ある態度で応じること」と強調した。
 韓国は北朝鮮の責任認定や具体的な再発防止策を合意文に盛り込むよう求めているが、北朝鮮は難色を示しているとされる。
 6回目の協議でも合意できない場合は現在の朝鮮半島情勢などから事実上、最後の協議になるか、成果のない協議が続く公算が大きい。韓国政府関係者は6回目の協議が最後になるとの見方について、「協議が進められているため、状況を見守るべきだ」と述べ、慎重な立場を示した。

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