【ソウル聯合ニュース】韓国の国際金融センターと金融投資業界によると、外資系の大手投資銀行(IB)は、韓国銀行(中央銀行)が政策金利を現行の年2.50%のまま年内据え置くとの見通しを示した。政策金利を動かすのは来年下半期になるとみている。
 韓国銀行は5月に政策金利を引き下げた後、2か月連続で据え置いた。
 米金融大手シティグループは最近の報告書で、「7月の据え置きは、景気回復に対する韓国銀行の肯定的な見通しと一脈相通ずる。韓国の景気が大きく悪化しない限り、政策金利は現在の水準で据え置かれるだろう」と述べた。
 英銀HSBCも、韓国銀行が今年の韓国の国内総生産(GDP)成長率見通しを従来の2.6%から2.8%に、来年の見通しを3.8%から4.0%に上方修正したことから、追加利下げの可能性は限定的との見方を示した。バークレイズやゴールドマン・サックス、野村なども同様の見方だ。
 一方、仏銀BNPパリバは、韓国の物価上昇率が比較的低い点を踏まえると、現在の政策金利は低すぎる水準ではないとし、韓国銀行が9月に追加利下げに踏み切ると予想した。

Copyright 2013(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0