【ソウル聯合ニュース】韓国の貿易収支が17か月連続の黒字を記録した。
 韓国関税庁が14日に公表した「6月の輸出入動向」によると、6月の輸出額は467億1000万ドル(約4兆6341億円)で、前月比3.4%減、前年同月比1.0%減となった。
 輸入は407億1600万ドルとなり、前月より4.1%、前年同月より3.0%それぞれ減少した。
 輸出より輸入の減少幅が上回ったため、貿易収支は59億9400万ドルの黒字だった。貿易収支の黒字は17か月連続。
 輸出を品目別にみると、前年同月に比べ、船舶(9.1%増)、化学工業品(7.1%増)、半導体(6.6%増)は増えたが、鉄鋼製品(9.4%減)、無線通信機器(7.4%減)、機械類(4.3%減)は減った。
 輸出先別では、中東向け(同23.1%減)や日本向け(同17.0%減)は減少したが、欧州連合(EU)向けは同13.0%、米国向けは5.7%、中国向けは5.3%それぞれ増加した。
 輸入は、原材料が同6.5%減少したが消費財は同2.1%増、資本財は同3.0%増となった。
 一方、上半期(1~6月)の輸出は前年同期比0.6%増の2766億ドル、輸入は同2.8%減の2566億ドルだった。輸入と輸出を合わせた貿易額は5332億ドル、貿易収支は200億ドルの黒字を計上した。貿易額は前年同期に比べ1.1%減少したが、黒字額は同84.1%増加した。
 関税庁は「円安や欧州債務危機などにもかかわらず上半期の輸出はやや改善された。輸入は減少が続いている」と説明した。

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