【ソウル聯合ニュース】韓国政府の主導で2016年までに韓日中3カ国間の協力策のロードマップづくりが推進されている。
 ロードマップの策定に向けて韓国外交部は外交チャンネルを通じ、日本、中国と協力ビジョングループ(TCVG)の設置について協議している。
 ビジョングループは、3カ国協力の未来方向をテーマに、専門家による分科別会議と全体会議を通じて協力ビジョンの詳細やビジョン達成のための協力ロードマップを策定する。
 3国は、2010年に採択した「協力ビジョン2020」を通じて協力策を概略的にまとめた状態。新たに設置されるビジョングループは概略的内容を具体化させる役割を担うことになるとみられる。
 「協力ビジョン2020」には、北朝鮮核問題の解決、災害時の共同対応と管理、国防対話設立の可能性模索、治安協力の強化、韓日中自由貿易協定(FTA)および経済統合の追求、投資協定の締結、環境・文化分野での協力強化策などが盛り込まれた。
 ビジョングループは、下半期(7~12月)に開催が予定されている韓日中首脳会談で発足が宣言される見通しだ。3国の専門家4人ずつに加え、3国協力事務局員1人の計13人で構成される予定だ。来年上半期(1~6月)に専門家を任命し、来年末から1年間運営される。分科は▼政治・安保▼経済・金融・開発・環境▼文化・人的交流――の三つが検討されている。最終報告書は2016年の3国首脳会談のときに提出する方向で協議が進められている。

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