【ソウル聯合ニュース】韓国教員団体総連合会は12日、「韓国史」を大学修学能力試験(日本のセンター試験に相当)の必修科目にするよう求める建議書を青瓦台(大統領府)や政府、国会などに提出した。
 韓国史は2005年試験から選択科目となり、受験する学生が毎年減少している。2013年には全体の7.1%まで低下した。周辺国との歴史問題を抱えている中、自国の歴史を知らない学生が増えているとの懸念の声が上がっており、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領も韓国史を必修科目にすべきだとの考えを示している。、
 同連合会は「韓国史教育を強化する最も効果的な方法は大学修学能力試験の必修科目に指定することだ」として、まず国公立大学の入試に反映させるべきだと提案した。現在韓国史を必修科目に指定しているのはソウル大学のみ。
 また、大学での韓国史教育が中学、高校に比べ不十分であるため、大学の必修の教養科目とすることや、教員に対する歴史教育の強化も盛り込んだ。最近政界で導入が提起されていた「韓国史能力検定試験」については「学生の学習負担が増える」として否定的な見解を示した。

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