【ソウル聯合ニュース】枯れ葉剤のダイオキシンによる後遺症を負ったとして、韓国の元ベトナム派兵軍人ら1万6579人が米国の枯れ葉剤メーカー2社に損害賠償を求めた訴訟で、韓国大法院(最高裁に相当)は12日、原告の一部勝訴とした二審の判断を破棄し、原告の敗訴を趣旨として審理を差し戻した。
 大法院は糖尿病、肺がんなど原告らが発症した疾病は枯れ葉剤との因果関係を認めるのは厳しいと判断。審理を高裁に差し戻した。
 ただ、二審で一部勝訴した5227人のうち、時効が過ぎていない「塩素性質ニキビ」被害者39人に対しては因果関係を認め、判決を確定した。枯れ葉剤と疾病との因果関係を認め、メーカー側の責任を認めた判決が確定したのは世界で初めてだという。

Copyright 2013(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0