【ソウル聯合ニュース】韓国の6月の輸出、輸入物価がいずれも上昇した。国際原油価格が下落したものの、ウォンが下落した影響が大きかった。
 韓国銀行(中央銀行)が10日発表した輸出入物価指数によると6月の輸入物価指数は104.73で前月比2.2%上昇した。今年2月(105.13)以来、4か月ぶりの高水準。
 韓国銀行は6月のウォン・ドル相場が前月比2.2%のウォン安・ドル高になったことが影響したと説明した。ドバイ原油価格の下落など国際原材料価格の安定を受け、契約通貨ベースでは前月比0.3%の下落だった。
 品目別ではダイズ(3.8%)、軽油(4.4%)、ベアリング(5.5%)、革靴(4.1%)などが上昇した。
 輸入物価の上昇は国内の物価上昇の要因となるが、前年同月比では4.3%、契約通貨ベースでも0.3%それぞれ低下した。
 一方、6月の輸出物価指数は96.85で、前月比2.6%上昇した。昨年9月(97.62)以来、9か月ぶりの高水準。契約通貨ベースでは0.2%の上昇だった。
 半導体メモリーのDRAM(6.4%)、フラッシュメモリー(8.4%)、ガソリン(6.6%)、軽油(4.5%)などが上昇した。液晶パネル製造装置(マイナス1.2%)、冷却部品(マイナス4.0%)などは低下した。
 前年同月比では2.0%下落、契約通貨ベースでは1.0%上昇した。

Copyright 2013(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0