【ソウル聯合ニュース】無料通話・メッセージアプリケーション「カカオトーク」を展開する韓国カカオが、20日に公開したカカオドークのパソコン版でユーザーのパソコンのMACアドレスを収集していることが23日、分かった。
 MACアドレスはパソコンやモバイル端末の識別するため設定されているLANカードに保存される。IPアドレスはユーザーがネットワーク上で変更できるが、MACアドレスは本体を分解し、LANカードを入れ替えないと変更することはできない。
 問題はMACアドレスはユーザーの位置や接続情報などの個人情報が流出される可能性があることだ。セキュリティー専門家は「MACアドレスを収集する業者はユーザーのパソコンがサービスに接続した記録だけでなく、ユーザーを特定することにも利用できる」と話す。
 SKコミュニケーションズは2010年、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「Cyworld(サイワールド)」とメッセンジャーサービス「ネイトオン」」でMACアドレスを収集する方針を決めたが、個人情報の漏えいを懸念するユーザーの反発で撤回していた。
 カカオ関係者は「重複ログインを防止するためのセキュリティー問題でMACアドレスを活用した」と釈明した。NHNの「LINE」やダウムコミュニケーションの「マイピープル」、SKコミュニケーションズの「ネイトオン」と「サイワールド」などの競合サービスはMACアドレスを収集していない。
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