【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は20日、日本の政治家の歴史問題に関する発言を糾弾するとともに、過去の侵略行為の被害国に対する謝罪と賠償を求めた。
 労働新聞は「日本は過去に侵略戦争と植民地統治で多大な被害を与えたわが国とアジアのすべての国に対し、無条件かつ徹底した謝罪と賠償をすべき」と述べた。
 同紙は、閣僚らの靖国神社参拝を擁護したり第1次安倍内閣での参拝見送りを後悔したりした安倍晋三首相の発言、旧日本軍従軍慰安婦をめぐる政治家らの発言などを批判。日本の歴史歪曲(わいきょく)や正当化は、過去に成し遂げられなかった「大東亜共栄圏」を軍事大国化によって実現する一方、過去の犯罪に対する賠償を回避するためのものと指摘した。
 英国やドイツ、イタリアの賠償・謝罪事例を挙げ、「かつて過ちを犯したほかの国が過去と決別し国際的な信頼を得るために真摯(しんし)に努力している今の国際的な流れに、日本は従わなければならない」と強調した。
 一方、日本の飯島勲内閣官房参与が最近訪朝しており、労働新聞の主張との関連性も注目される。

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