【ソウル聯合ニュース】韓国に定住した北朝鮮脱出住民(脱北者)20人が北朝鮮の政治犯収容所に収監されている家族40人の安否の確認を要請する請願書を国連人権高等弁務官事務所の「恣意(しい)的拘禁に関する作業部会」に提出することにした。脱北者団体「北朝鮮民主化運動本部」が30日、ソウル市内で行った記者会見で明らかにした。
 会見に出席した「北朝鮮における『人道に対する罪』を止める国際NGO連合」(ICNK)事務局のクォン・ウンギョン国際チーム長は「5月中旬に請願書を提出する。作業部会は請願書を検討し、北朝鮮に(調査を)依頼する」と伝えた。また、「北朝鮮当局は60日以内に作業部会に説明する義務がある」と明らかにした。
 ICNKは2011年11月、作業部会に北朝鮮に抑留された韓国人女性、申淑子(シン・スクチャ)さんの安否確認を要請。北朝鮮当局は2012年4月に申さんが肝炎で死亡したと通知した。

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