【ソウル聯合ニュース】韓国国宝第1号の南大門(正式名・崇礼門)の復元を記念する式典が来月4日午後2時から行われる。韓国文化財庁が29日、明らかにした。
 朝鮮王朝時代の1398年に建てられた南大門は、ソウルの観光スポットとして日本人観光客にも親しまれてきたが、2008年2月に放火で全焼した。それから5年3か月、復元工事を経てよみがえることになる。
 記念式は「崇礼門、文化の新たな門が開かれる」をスローガン、「相生(共存)」をテーマに盛大に催される。南大門の名誉守門長が開幕を告げ、復元までの経過報告、扁額除幕式、主賓あいさつ、復元完了を天に告げる公演と続く。
 門を開いて城と外をつなぐ開門儀式を行った後、国民の願いを記したはがきを収めた箱が南大門を出発し、世宗路から光化門広場へと運ばれる。この一帯では各種公演も予定されている。国立国楽管弦楽団による復元記念公演は午後3時半から光化門広場で行われる。
 文化財庁は記念式を、南大門火災による国民の喪失感を癒し、全国民で復元を祝い、団結する場にしたい考えだ。
 復元を先代の王らに告げる告由祭は、1日に宗廟で執り行われる。
 記念式後、南大門は一般公開される。毎週月曜日を除く午前9時から午後6時までで、観覧無料。5月は観覧時間が7時まで延長される。門楼上部は毎週土曜日と日曜日に各3回、先着20人ずつ観覧できる。
 また、記念式当日は朝鮮時代の四つの王宮と宗廟が無料開放される。

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